業務委託は高くない?事務代行の意外なコスパ

オンライン事務代行やオンライン秘書といったサービスは、近年中小企業や個人事業主を中心に注目を集めています。非対面でバックオフィス業務を委託できる柔軟性、採用や教育の負担が不要な即戦力性、必要なタイミングで必要な業務だけ頼める効率性が評価され、多くの企業が業務委託という選択肢を検討するようになりました。
とはいえ、初めて導入を考える企業にとって気になるのが「料金」の問題です。
「毎月いくらかかるのか?」「安すぎて不安、逆に高すぎて継続できないのでは?」といった不安を抱える方も少なくありません。さらに、料金表を見ても「時給制?月額制?この金額で何ができるのか分からない」という声も多く見られます。
本記事では、そうした料金にまつわる誤解を整理しながら、月額制・時間単価制それぞれの特徴や相場感、そして費用対効果の高い選び方の視点を解説していきます。価格だけで判断しないための基礎知識を、導入検討前にしっかり押さえておきましょう。
オンライン事務代行の料金に関する「よくある誤解」

オンライン事務代行というと「高そう」「社内にスタッフがいない会社だけが使う特殊な手段」という印象を持たれることがあります。しかし、実際にはコスト面でのメリットを見込んで導入している企業も多く、特に小規模組織や非正規雇用が主力の事業体にとっては、現実的な価格帯で“質の高い業務委託”を実現できる手段として確立されつつあります。
正社員を雇うより割高? 実は逆の場合も
「業務委託に出すより、自社でスタッフを雇った方が安く済むのでは?」という意見もあります。確かに、1時間あたりの金額だけを見れば、アルバイトや派遣社員の方が割安に見える場合もあります。しかし、正社員や契約社員を雇用する場合、給与以外にも以下のようなコストが継続的に発生します。
- 社会保険料、雇用保険料
- 福利厚生費、通勤交通費
- 採用にかかる広告費や面接対応の時間
- 入社後の教育や定着のためのマネジメントコスト
特に小規模企業では、こうした「見えにくいコスト」が経営の圧迫要因になりがちです。
その点、オンライン事務代行は即戦力の人材が事前準備不要で稼働し、一定の品質で業務を処理してくれるため、導入初期からリターンを得やすい仕組みといえます。
固定制×時間単価制の“いいとこ取り”という選択肢も
料金体系の誤解も多く見られます。
「月額制だと、使わなかったときに損」「時間制だと使いすぎて高くなる」など、どちらにも懸念はあります。
しかし最近では、それぞれのメリットを取り入れた“ハイブリッド型”のサービスも増えています。
たとえば、「月10時間までは固定、それ以上は追加課金」といった構成であれば、予算の上限を見積もりつつ、業務量が増えたときの柔軟な対応も可能です。
これは特に、繁忙期や突発的な対応が生じやすい業種にとって、使い勝手のよい料金設計です。
このように「料金形態の柔軟性」があるサービスを選べば、無駄を抑えつつ、費用対効果を高めやすくなります。
オンライン事務代行の料金形態と相場の目安

次に、具体的な料金体系と、実際にどの程度の費用がかかるのかを見ていきましょう。
月額固定制と時間単価制の違い
オンライン事務代行では、主に「月額制」と「時間単価制」が使われています。
月額制は、5〜15万円前後が一般的な価格帯で、10〜30時間分の稼働を想定して設計されていることが多いです。事務作業の定型業務が発生する企業には向いています。
一方、時間単価制は1時間あたり2,000〜5,000円程度が相場です。業務内容や担当者のスキルレベルに応じて幅があるものの、必要なときだけ依頼したい企業には合っています。
業務内容・稼働時間ごとの費用感
たとえば、請求書発行や日程調整など、1回あたりの対応が短時間で済む業務を月10時間ほど依頼する場合、月額3〜6万円前後が目安です。
一方、毎月30時間以上稼働が想定されるような場合には、月額10万円を超えることもありますが、社員1人を雇うよりもコストパフォーマンスが高くなるケースも珍しくありません。
単価だけで比較しない、総合的な判断を
見た目の単価が安くても、業務の理解度が低くミスが多かったり、コミュニケーションに時間がかかるようでは、結果的に余計な手間やコストが発生してしまいます。
「時給が安いからコスパが良い」とは限らず、スピード・正確さ・柔軟性といった要素を加味して、総合的に見て“任せて良かった”と思えるサービスかを判断しましょう。
コスパの良い事務代行を見極める3つの視点

ここでは「安かろう悪かろう」にならないために、料金以外で重視すべき視点を3つ紹介します。
対応範囲と専門性のバランス
事務代行といっても、業務内容は多岐にわたります。
請求業務、顧客対応、SNSの運用、議事録作成など、依頼したい業務に対応できるかを事前に確認しましょう。
また、幅広い業種に対応してきた実績がある汎用型サービスであれば、過去の知見を活かして対応できる業務の幅が広く、業種に合わせた柔軟な対応が期待できます。
報告・コミュニケーション体制の透明性
業務を外部に出すときに見落とされがちなのが「日々のやり取り」の負荷です。
報告が遅い、フィードバックが伝わりづらいといった点は、内製よりストレスを感じる原因になります。
チャットやタスク管理ツールで進捗が見える化されているか、定期的な報告体制があるかといった観点も、費用対効果を高めるために重要な要素です。
契約の柔軟性と、料金の分かりやすさ
「最低契約期間は?」「キャンセルはいつから可能?」「追加料金の条件は?」といった基本条件が明確に提示されているかも見逃せません。
これらが不透明だと、せっかくよいサービスでも信頼関係が築けず、早期解約やコスト超過につながってしまいます。
自社に合った「最適な料金プラン」の考え方

最後に、サービス選定の最終ステップとして「自社にとって最適な料金設計」の考え方を整理しておきましょう。
まずは「任せたい業務」を洗い出す
いきなり料金表を見比べるのではなく、「何を任せたいのか」を明確にすることが最優先です。
業務内容とボリュームをリスト化することで、必要な稼働時間や対応レベルが見えてきます。
比較検討の際に見るべきポイント
料金だけでなく、対応範囲・稼働時間・追加料金の条件・連絡手段・対応時間帯などをトータルで比較しましょう。
Webサイトだけで分からない部分は、問い合わせ時に確認するのが効果的です。
複数サービスに相談して相見積もりを取る
最終的には、2〜3社に問い合わせてみて、ヒアリング内容・提案の丁寧さ・説明の明確さで判断しましょう。
サービスを受ける相手が「パートナー」として信頼できるかを確認するためにも、相談対応の質は重要です。
オンライン事務代行の料金は「中身」で見極める

オンライン事務代行の費用を比較する際、「いくらかかるか」だけでなく、「その金額で何を任せられるか」という“中身”を重視することが、後悔しない選び方につながります。
料金体系には月額固定制・時間単価制・従量課金型などがありますが、それぞれの特徴を理解したうえで、自社の業務内容や依頼目的に合ったスタイルを選ぶことが大切です。
価格だけで判断するのではなく、業務の質・進めやすさ・連携のしやすさも含めた「総合的な費用対効果」で見極めましょう。
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